2025-04-22海外で話題の時計関連ニュース

Watch Advisorによる新型「ランド・ドゥエラー」の詳細レビュー (2025-04-18)
https://www.rolexmagazine.com/2025/04/watch-advisor-detailed-review-of-land.html

ロレックスが約13年ぶりに投入した新作「ランド・ドゥエラー」の初レビュー記事です。Watches & Wonders 2025で発表されたこのモデルは、高振動ムーブメントCal.7135(Dynapulse脱進機を搭載)を備え、開発に7年・32件の特許申請を要した意欲作です。レビューでは、その堅牢な設計と革新的技術を絶賛するとともに、ハチの巣状の文字盤パターンのセルがやや大きすぎる点だけが唯一の指摘でした。総じて「ランド・ドゥエラー」はロレックスの伝統的なツールウォッチに新風を吹き込むモデルだと高く評価されています。

アンハイザー・ブッシュ仕様のロレックスRef.16078バーク仕上げデイトジャスト (2025-04-18)
https://www.windvintage.com/blog/whats-selling-here-april-18-2025

1970年代後半製造の非常に珍しいロレックス・デイトジャスト(リファレンス16078)が紹介されています。このモデルはベゼルとブレス中央リンクに木肌のような「バーク仕上げ」が施された18Kイエローゴールド製で、文字盤には米国のビール会社アンハイザー・ブッシュのロゴが入る特別仕様です。ケースは研磨痕がなくオリジナルの状態を保ち、シリアルから1977~78年頃の製造と判明。箱や証明書は欠品ながら稼働状態は良好とのことで、企業向け特注品だった極めて稀少なヴィンテージ・ロレックスが販売市場に登場した例として注目されています。

女性飛行士シーラ・スコット愛用のGMTマスター、オークションへ (2025-04-21)
https://www.rolexmagazine.com/2025/04/sheila-scotts-gmt-master-coming-to.html

1960年代に活躍した英国人女性パイロット、シーラ・スコットが愛用していたロレックス「GMTマスター」(Ref.1675、通称“ペプシ”ベゼル)がロンドンのオークションに出品されることになり話題です。スコットは1966年にシングルエンジン機で世界一周飛行を成し遂げた女性飛行士で、その過酷な旅にこのGMTマスターを同行させていました。今回出品される個体は、当時彼女が使用していたオリジナルのアリゲーターストラップ付きで、4月24日にSpinkオークションハウスにて開催予定。予想落札価格は2万~3万ポンドとされています【約340万~510万円】。女性がスポーツロレックスを着用すること自体が珍しかった時代の貴重な逸品であり、航空史と時計収集の両面で極めて高い価値を持つモデルとして注目されています。スコットの勇敢な偉業を物語るこのGMTマスターは、まさに「歴史の一部」を手にする機会としてコレクターの関心を集めています。

ROLEX AI: 革新と伝統が出会う未来を展望 (2025-04-20)
https://www.rolexmagazine.com/2025/04/rolex-ai.html

ロレックスの未来を人工知能(AI)の観点から考察する週末コラムです。米国TV番組「60 Minutes」でキャスターのスコット・ペリー氏がロレックスのデイトナを着用しながらGoogle DeepMindのAGI研究について語ったことに着想を得て、記事ではAI技術がロレックスの製造やデザイン、マーケティングに今後どのような影響を与えるかを検討しています。AIによる業界変革が進む中、ロレックスも例外ではなく、筆者は現在進行中のAI関連プロジェクトや将来的な応用例を紹介。伝統ある同社がイノベーションを取り入れていく可能性を探る興味深い内容になっています。

視認性こそが腕時計デザインで最も重要 (2025-04-21)
https://www.ablogtowatch.com/wait-a-minute-legibility-is-the-most-important-part-of-watch-design/

腕時計における「視認性(レギビリティ)」の重要性を説く記事です。筆者は、文字盤と針のコントラストが鮮明なオメガのスピードマスター(白いラッカーダイヤルに黒い針とインデックス、一部赤色アクセント)を例に挙げ、複数の機能を備えた時計でも視認性を確保するデザインの巧みさを称賛しています。どんなに凝った複雑機構や装飾よりも「素早く正確に時刻を読み取れること」が時計デザインの最優先事項だと強調し、視認性を犠牲にしない設計哲学の大切さを提言する内容となっています。

パテック フィリップ カラトラバ Ref.6196P-001のハンズオンレビュー (2025-04-21)
https://watchesbysjx.com/2025/04/patek-philippe-calatrava-6196p-review.html

Watches & Wonders 2025でパテック フィリップが発表した新作カラトラバ「Ref.6196P-001」の実機レビュー記事です。38mm径プラチナケースにサーモンピンクのダイヤルを備え、パテック最新世代の手巻きムーブメントを搭載したこのモデルは、クラシックなカラトラバ愛好家にとって注目の一本です。レビューでは、「まさに愛すべき逸品」と評価され、その均整の取れたプロポーションや品位あるデザイン、美しく改良されたムーブメントが高く評価されています。今年の新作発表ではロレックスやヴァシュロンの話題に隠れがちだったものの、パテックがシンプルなドレスウォッチから複雑機構まで幅広く健在ぶりを示した好例として紹介されています。

覆面警官を標的にした高級腕時計強盗団を摘発 (2025-04-17)
https://news.sky.com/story/cctv-shows-luxury-watch-thief-mistakenly-target-pair-of-undercover-officers-13350366

ロンドン市警が高級腕時計強盗グループをおとり捜査で逮捕したニュースです。警察は高級住宅街メイフェアで、私服の男女警官に高級ブランドの服装とレプリカの高級腕時計を身に着けさせてパトロールさせ、犯行現場を押さえる作戦を展開。CCTV映像には、21歳の男が女性警官の腕からロレックスに似た時計を奪おうと襲いかかる瞬間が写っており、直後に男性警官が飛びかかって取り押さえる様子も記録されていました。犯人Yakob Harket容疑者は現行犯逮捕後、強盗罪を認め、有罪が確定。共犯の34歳の男も同罪で有罪評決を受けており、6月に判決が言い渡される予定です。ロンドンでは近年、高級腕時計を狙った路上強盗被害が相次いでおり、警察はこのような囮捜査を含む対策で犯罪グループの摘発に力を入れています。今回の事件は、警察の機転により幸いにも被害を未然に防いだ一例となりました。