2025-03-22海外で話題の時計関連ニュース

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ロレックスの市場独走、年間売上初の100億ドル突破(2025-03)

https://monochrome-watches.com/morgan-stanleys-top-50-watch-brands-for-2024-rolex-still-by-far-the-leader-overall-market-suffered/

スイス大手リシュモン提携の調査報告によると、2024年のロレックスの推定売上高は約105億スイスフラン(約11.5億ドル)に達し、同社がスイス腕時計市場で占める小売額シェアは32%超と史上最高水準に達しました。これは前年から約5億スイスフラン増で、業界全体が3%ほど縮小する中でもロレックスはわずかながら成長を続けた格好です。同報告では「ロレックスは5大ブランド(カルティエ、オメガ、AP、パテック、リシャール・ミル)の合計を上回る売上を単独で上げており、その支配的地位は他のラグジュアリーブランドには類を見ない」という分析が示されています。市場の二極化が進む中、高価格帯ブランドであるロレックスの一強体制が一段と強まった形です。


Watches & Wonders 2025 プレビュー – 新作発表と一般公開が拡充(2025-03-19)

https://www.richemont.com/news-media/press-releases-news/spotlight-on-the-must-sees-at-watches-and-wonders-geneva-2025/

世界最大級の高級時計展示会「ウォッチズ&ワンダーズ(W&W)ジュネーブ2025」が4月1日から7日まで開催されます。今年はロレックス、パテック フィリップ、オーデマ ピゲなど計60ブランドが出展し、会場で多数の新作タイムピースがお披露目される予定です。4月5日以降は一般愛好家向けにサロンが開放され、ガイド付きツアーや各ブランドの新作プレゼンテーションなど、来場者が個々の興味に合わせて体験をカスタマイズできる新サービスが導入されます。また「LAB」と呼ばれる革新的技術展示エリアや専門家による講演プログラムも拡充され、来場者は時計製造の未来や各社の取り組みを体感できる内容となっています。業界関係者に限定されていた伝統的な時計見本市が、一般のコレクターも巻き込んだ没入型イベントへと進化を遂げており、会期中には各社の未発表モデルやブランドアンバサダーとのサプライズな交流も期待されています。


パネライ新CEOにエマニュエル・ペラン氏就任へ(2025-03-19)

https://www.richemont.com/news-media/press-releases-news/appointment-of-emmanuel-perrin-as-ceo-of-panerai/

リシュモン傘下の高級時計ブランド、オフィチーネ・パネライの最高経営責任者(CEO)にエマニュエル・ペラン氏が指名されました。ペラン氏はこれまでリシュモン本社で時計部門の要職を歴任し、かつてヴァシュロン・コンスタンタンのトップや同社のグローバル流通責任者を務めた経歴を持つ業界のベテランです。同氏のリーダーシップの下、パネライはブランド戦略の刷新と国際市場でのプレゼンス強化を図る見通しです。この人事はリシュモンによるスペシャリスト時計メーカー各社の経営体制強化の一環とみられており、ペラン氏の就任によりパネライの今後のコレクション展開やマーケティングにも変化が生まれることが期待されています。


リシャール・ミル、新作「RM 43-01」フェラーリコラボモデル発表(2025-03-21)

https://www.gq.com/story/richard-mille-ferrari-rm-43-01

リシャール・ミルはフェラーリとのコラボレーション第2弾となる超高額モデル「RM 43-01 トゥールビヨン・スプリットセコンド・クロノグラフ」を発表しました。チタン製モデル(税別約130万ドル)とカーボン製モデル(同153万5千ドル)の2種類が各75本限定で生産され、F1シーズン開幕に合わせたタイミングで公開されています。自社開発の複雑ムーブメントを搭載し、スケルトンダイヤルから精密な機構美が鑑賞できる同モデルは、フェラーリとの共同開発に2年半を費やした渾身の作品です。F1ドライバーのルイス・ハミルトンやシャルル・ルクレールも発表動画でその軽さと先進的デザインに驚嘆しており、自動車レースのエッセンスを盛り込んだ超弩級モデルとして話題を集めています。


グルーベル・フォルセイ、究極の手仕上げ時計「Hand Made 2」(2025-03-20)

https://www.fhs.swiss/eng/2025_03_20_02_Greubel_Forsey.html

スイス高級独立時計ブランドのグルーベル・フォルセイは、真のハンドメイド製法を追求した新作「Hand Made 2」を発表しました。このモデルではムーブメント部品の96%が手作業で製造・装飾・組立てされており、製作には5,000時間以上を要したといいます。40.9mm径のホワイトゴールドケースに収められた手巻ムーブメントは、18世紀風の優美な意匠と同社ならではの近代的な技術革新を融合。【手仕上げのパワーリザーブ表示用コニカル型宝石】など新たな職人芸も盛り込まれました。年間わずか2~3本しか完成しない超希少作品で、伝統技術の粋を集めたタイムピースとしてコレクターから熱い視線を浴びています。


サザビーズ、腕時計の公式修理サービス開始(2025-03-20)

https://www.sothebys.com/en/articles/sothebys-announces-exclusive-watch-servicing-partnership-with-watchcheck

オークション大手のサザビーズは、高級時計の中古事業拡大を目指し、オンライン時計修理プラットフォーム「WatchCheck」と提携した新サービスを発表しました。利用者はウェブ上で自分の時計モデルと希望するサービス内容を選択するだけで、専用の梱包材が送付され、時計を安全に発送してメンテナンスを受けることができます。見積もり確認後に正式依頼する仕組みで、ロレックスなど高級時計の購入後ケアを迅速かつ手軽に提供するのが狙いです。サザビーズは近年、認定中古時計の販売や専門部門の強化に力を入れており、「オークションだけでなくアフターサービス面でも顧客をサポートする」として、時計事業における包括的なサービス提供へ踏み出しました。


TAG Heuer、2025年からF1公式タイムキーパーに復帰(2025-03-16)

https://www.formula1.com/en/latest/article.tag-heuer-returns-to-formula-1-as-official-timekeeper-from-2025-season.5lS9YMOfwnuaQXkRGQW11v.html

スイスの高級時計ブランドTAGホイヤーが、2025年シーズンよりフォーミュラ1の公式タイムキーパーの座に返り咲きました。これはF1創設75周年に合わせたLVMHグループとの新たな10年契約の一環で、長年その役割を担ってきたロレックスに代わっての復帰となります。TAGホイヤーは1960~70年代からF1との結びつきが深く、1971年には初めてF1マシンにロゴを掲出し、マクラーレンやフェラーリのスポンサーとして名を馳せました。2025年シーズン開幕戦では各サーキットの計時装置や場内広告にTAGホイヤーのブランドが登場し、F1アカデミー(女性ドライバー育成シリーズ)の公式タイムキーパーも兼務する予定です。精密さと革新性を重んじるTAGホイヤーが再びF1の計時を担うことで、「モータースポーツと時計」の伝統的パートナーシップが新たな章を迎えたと業界では注目されています。


ビバリーヒルズ高級時計強盗事件、主犯の男が有罪認める:2025-03-17

https://www.justice.gov/usao-cdca/pr/colombian-man-illegally-united-states-pleads-guilty-participating-armed-robbery-hotel

2024年8月にビバリーヒルズの高級ホテルのレストランで起きた武装強盗事件で、犯行グループの一員だったコロンビア国籍の被告(22歳)が、2025年3月17日付で強盗罪を認める司法取引に応じました。同事件では、パティック フィリップのノーチラス(時価約100万ドル相当)が被害者から強奪されており、犯行グループは事前に標的の高額腕時計を狙って下見を行っていたとされています。また捜査の過程で、このグループが犯行拠点の民泊で複数の銃器を保有し、偶然にも元ロサンゼルス市警官クリストファー・ドーナーの登録銃を所持していたことも判明しました。さらに犯行グループは事件当日に別の人物から3万ドル相当のロレックスも強奪しており、富裕層を狙った一連の時計強盗事件として当局が全容解明を進めています。


米競馬場で発生した18万ドル時計強奪、容疑者4名を特定(2025-03-18)

https://wnyt.com/top-stories/saratoga-springs-police-identify-four-people-in-alleged-theft-of-180k-watch-at-saratoga-race-course/

ニューヨーク州サラトガ競馬場で昨年6月に開催されたベルモントステークスの観戦客から、高級腕時計(推定価値18万ドル相当)が盗まれた事件で、地元警察は関与した疑いのある4人を新たに特定しました。捜査によると被害者は複数人による巧妙な不注意誘導の隙に腕時計を奪われたとみられ、容疑者はいずれも米国内在住の南米出身窃盗団の一味とされています。当局は今年に入り、ミズーリ州出身の35歳男性2名とカリフォルニア州在住の20代男女を指名し、強盗容疑で逮捕状を発行しました。アメリカ各地を転々とし富裕層宅やイベントを狙う南米系窃盗団による犯行とみられ、盗まれた腕時計はロレックスなど高級ブランドだった可能性があります。当局は国をまたいだ組織犯罪の一環として引き続き捜査を進めており、容疑者引渡しや余罪解明が注目されています。