ヤフオクで買ったノベルティーのケース(その後偽物と判明)
【テイ】ええとですね、今日ちょっとロレックス行ってみようと思います。
【YUTA】すごい、もうケースそれ、何か専用のケースなんですか?
【テイ】そうですね、これちょっとフリマアプリ・・・これヤフオクかな、ヤフオクで買ったんですけど。なんかイギリスの方でノベルティで配られてたやつみたいで、ちょっと、本物かどうかわかんないんだけど・・・。
例えば日本の正規店でもらったとかだったら本物なんだけど、イギリスのノベルティーで売られてたもの、売られたんじゃない、お得意様に配ってたものです。それを輸入しましたっていう説明で。
まあ、色んな人が結構輸入してるんだけどすごい細かいとこでバージョン違いがあって、こういうところに字が書いてなかったりとか若干仕様が違って、ここに鍵が付いてたりとか金額的にこういう、もちろんこれ木でガラスでまあこういうところの素材もいいものだから、ロレックスの本物じゃなかったとしても、このクオリティだったらこれぐらいの値段するよなと思ってて一番本物っぽいやつを買いました。
【YUTA】今日じゃあ、テーマはもうロレックス1本ということで。
【テイ】そうですね、今日ちょっとサブマリーナーをやってみようと思いますけれども、まあ、この一番左がサブマリーナー、現行のひとつ前のモデルですね。
型番で言うと116610っていう型番で、今は126610っていうのが出てます。新しいやつはちょっと中身のムーブメントが良くなったりだとか、全体的にこれよりも色んなところが改善されてます。
ロレックスのサブマリーナーってものすごくいろんなモデルがあって、ロングセラーだから本当にね、ものすごいiPhone以上に、もしかしたらねその、バージョンがあるかもしれないっていう。ただあるところで断絶があったんですよ、そのバージョンに。
これ、さっき116610って言いましたけど6桁なんですよ、数字が。6桁と5桁以前で時計としてのクオリティとかが、もう全く違うんですよ。
で、今日ちょっとこのサブマリーナー、これをちょっとやってみたいと思いますけれども。
【YUTA】大人気のやつですね。
【テイ】そうですね。
好きじゃないのに人には勧めるサブマリーナー
【テイ】あの〜僕正直な事言うと、サブマリーナーはね、あんまり好きじゃないんですよ。
【YUTA】へー(驚)
【テイ】けれどもサブマリーナーって、もし一生のうちで、こういう高級時計1本しか買わないっていうことだったらもう、これ一択なんですよ。
【YUTA】お〜〜〜、なるほど!
【テイ】それは別にロレックスって意味だけじゃなくて、全ての高級時計含めて、時計っていうものの中で、じゃあ50万円以上、50万円から1千万円までの時計で一生のうちに一本しか買わないと。時計をどれか一本選べって言われたらこれなんですよ。
【YUTA】それはちょっとイントロとしては興味を引きすぎる内容ですね。
【テイ】ただ僕は、サブマリーナーは実はあんまり好きじゃなくて、それはいろいろ理由があるんだけれども。
ただ僕にとっての一番じゃなくても誰かに「おすすめどれですか」って聞かれたらこれ勧めるしかないんですよ。絶対に間違いがないんです、これだったら。
ちょっと色々細かいところも含めて説明してきますけど、今これね、今僕が持ってるロレックスこれ以外にもありますけれども。
今ここに6本ロレックスありますけど、ロレックスってカタログを見てもらうと分かるんですけど、すごい種類あるんですよ。カタログがこの分厚さですから。この1ページに4つとかね、載ってるわけですから。
【YUTA】写真集ですね。
【テイ】全部で何個くらいあるんだろうな、何百ですよね。だから、お店行っても当然全部の種類は置いてないし。その中でこのデイトジャストっていうのが、ロレックスの中では一番看板商品なんですよね。
実はロレックスで一番世界中で売れてるのはこのモデルなんですよ。日本だと一番じゃないんですけど。
注)昔は日本でもこれが一番だったと思います。
世界で言ったら、一応これが一番じゃないかな。女性もの男性もの両方あるし。
いろんなバリエーションも含めて、これが一番看板モデルで。これをね、こないだロレックス行った時に聞いたら本当に入って来ないらしい。
僕これ中古で買ったんだけれども、定価がね、僕が買った当時が84万。
注)831,600円
で、今(定価が)90万近く行ってるんじゃないかな。
注)874,500円
でね、今120万円ぐらいしますこれ。
【YUTA】ええ!
【テイ】これが、これが。
【YUTA】どれぐらい前の話ですか?
【テイ】これ買ったのはね、えーとね、1年はならないな。でも半年以上前です。
僕も中古で買ったので、僕ちょっとオタクだから、傷ついてるのがすごい嫌で、新品が欲しいと。でお店の人に「これも新品が欲しいからありますか」って聞いたら、この組み合わせとかっていうことじゃなかったとしても、例えば文字盤のある色とブレスレットの組み合わせでね、4ヶ月に1回ぐらいしか入って来ないって言ってましたね。
【YUTA】おおお、一年に3個!
【テイ】青文字版の時計が好きなんで、これ青文字版なんですけれども、それ以外にね多分、この41mmのやつで
5、6種類文字盤あるんじゃないかな。黒とか白とか、なんかローマ数字のやつとか、色々あるんですけれども。
これだけ何百種類ある中で、やっぱりね、人に勧めるとしたらサブマリーナーしかないんですよ。
【YUTA】いやなんかでも、それで言うとその世界的人気があるやつに行っといた方がいいんじゃないですかね?
【テイ】えっとですね、どういう風につけるかって言うのが大事で。どのファッションに合わせるかなんですよね。デイトジャストっていうのはドレスウォッチなんですよね。
【YUTA】はいはいはい。
【テイ】例えば日本人の男性がロレックスをどういうシチュエーションでつけるかって言ったら、もちろんね、スーツ着てデイトジャストっていうのもアリだと思うんですけれども、今ここで言ってる話って言ったら一生のうちの一本の話です。
一生のうち一本だとじゃあ、ジーパンの時ドレスウォッチですかと。短パンTシャツの時ドレスウォッチですか?そういう意味でどんな時でもつけられて、万能な時計って言うとね、やっぱりサブマリーナーなんですよ。
【YUTA】なるほど、着けることもアレなんですね、その価値だけじゃなくて。
【テイ】そうですね、例えばじゃあ株。
ソフトバンクの株を買うと値上がりしますよと。買った方がいいですよっていうのと最近のロレックス買った方がいいよ値上がりしますよっていうのはちょっと似てる所があって、値上がりするから買うっていうのは、正直僕もそういう面があります。
ただ、ソフトバンクの株は身に着けられないんですよ。ロレックスは身に着けることができると。
しかも例えば、これ今ね130万円ぐらいから150万円ぐらいすると思います。保証書とかついてない傷だらけのやつが130万円でこれ2019年モデルなんですけど、2019年で、付属品全部揃ってこれすごく綺麗なんですけど、150万円ぐらいするんじゃないですかね。
【YUTA】ええ(驚)
140万円でサブマリーナーを買っても大丈夫?
【テイ】例えば恒松くんに「じゃあテイさん」と。
間取って140万円でぐらいで買って大丈夫ですかと。もともと、だって90万円とか95万円の時計なんですよねと。
それをプレミア出してね、まあ45万とかプレミアム乗っけて買って損することはないんですかと。10年後にもしかして、80万てことはないですかと。そう言うのは、心配になると思うんですよ。
【YUTA】いやーそれはもう、そこですよ全ては!
【テイ】ええ、ええ、ええ、ええ。でも、ご心配には及びません!!!
【YUTA】いやそれちょっと、それを言い切っちゃっていいんでしょうか!
【テイ】ちなみにロレックスね、今ピークよりもちょっと下がってる感じがします。今から2ヶ月ぐらい前がピークだった気がします。
デイトナもね、440万円ぐらいまで行ったんですけど今ね、430万円ぐらいまで少し落ちてる。ほかの時計もね、若干落ちて来てる。
だからね、やっぱり2〜3年の期間で見たりすると、上がったり下がったりって当然あるんですよ。それは定価の値上がりがあったりとか、外国から買いに来る人がいなくなったりだとか色々あるんですけれども。
一生に一本っていうそのテーマで行くと、じゃあ常松君が40年後まで、時計をまあこの時計を持ってるとして140万で買って大丈夫かと。
大丈夫ですね、これは。
【YUTA】おおおお!!!
それはもうその時計、まあ、もちろん、ロレックスは好きですし。まあ僕は今、現時点で一本も持ってないんですけど、まあ一本ぐらいは持ってみたいなとは思ってるんですよ。
ただ、まぁ多分テイさんみたいに何本も買えるわけじゃないので。そうすると、こう厳選されたやっぱり一本が欲しいわけですよね。
【テイ】そうですね。
【YUTA】そうすると、やっぱりそこ・・・僕、結構ファッション面から多分買うっていうタイプの人間ではあるんですけど・・・も、価格面でも安心だと・・・。
【テイ】あ、そうだね。えっと、常松くんの場合はちょっとサブマリーナーを勧めるとは限らない。
【YUTA】ほう、なるほど。
【テイ】結構好みがはっきりしてるから。だけど多くの人にこの一本だって言うなら、勧めるのはサブマリーナーです。
GMTマスターⅡ VS サブマリーナー
【テイ】僕が基本的に一番好きなのがこのGMTマスターⅡってやつなんですけどね。
【YUTA】あ、また違うやつなんですね。
【テイ】うん、あの多分ね、女の人に見せたら一緒じゃないかと言われる(笑)
【YUTA】それはもうあの、男性あるあるですよね(笑)
【テイ】でもね、ここのベゼルがね、全然違うんですよ、僕からすると。
【YUTA】はいはい。
【テイ】あのー、ものすごく細かい話なんだけど。このね、サブマリーナーの数字のフォントが僕は嫌いなんですよ、まず。この、10、20、30の、昔っからこのフォントで。
ロレックスあえてね、このフォントを変えないようにしてると思います。昔からのファンを裏切らないように。
【YUTA】なるほど。
【テイ】けどね、やっぱりこの字体が好きじゃないのと、どうしてもね、このベゼルのデザインがね、嫌なんですよ。でまあ、本当に見た目だけなんで僕は(こだわりが)。見た目がサブマリーナーのベゼルはいやなんですよ。
でも、サブマリーナーは300m防水でGMTマスターⅡは100m防水なので、防水性能はやっぱりサブマリーナーの方がいいし。ほかにもブレスレットこれグライドロックって言って、工具なしで長さを変えられるんですよ。だから、まあものはすごくいいんですけれども。
GMTマスターⅡが好きなのはまずデザイン。このベゼルのデザインが好きだっていう所と、あのやっぱりね、時間が一応3カ国表示できるんですよね。
今これ止まってますけど、日本の時間と、うちのプログラマーが仕事してるブルガリアの時間とあと、うちの経理の人間がいるアメリカのシカゴの時間とその三つの時間が一応分かるように設定してあるんですよ、これ。
ロレックスの中でも一応、複雑式時計これより複雑なのは、例えばデイトナとかもそうだし、スカイドゥエラーって言う複雑時計もありますけど。サブマリーナーよりもGMTマスターⅡの方が複雑式ではあります。
でもまあ、複雑かどうかってのは置いといて、やっぱり僕はデザインはGMTマスターⅡの方が好きで。で、これはベゼルがね、両方に回るんですよ。
【YUTA】あ、そんな簡単に回るんですね。
【テイ】ベゼル回した感じも全然違いますね、これ。あのサブマリーナーは、ベゼル回すとカチカチって言って、まあ当然・・・(ベゼルを回す)
【YUTA】ああ、なんかそういうイメージです、そういうイメージですね。
【テイ】水に潜った時に残り時間計るわけだから、戻っちゃまずいんで、こっちにしか一方向にしか回らない。これが、ダイバーズウォッチの回した感じ、ですよね。ダイバーズウォッチってまあ何となく、こんな感じ。
であの、これ6桁ロレックスって言われてるものなんですけれども、5桁ロレックス以前と比べて回した時のね、高級感が全然違うんですよ。刻みが倍ぐらいになってるんじゃないかな、確か。
でも本当にね、あの、回した時のこのスムーズさって言うか、やっぱりあの、いいもんなんだっていうのはありますけれども。
で、GMTはこんな感じでで、こっちはね、もうちょっとね、ばねで回してるみたいな感じかな。
音が、全然これ違うんですよ。
【YUTA】それはこう、カチッと止まってるのは、止まってるんですか?なんか、ああ、引っ掛かりはあるんですか?
【テイ】はい、ノッチはあるんですけれども、あの、全然細かくない。でもまあ、右も左も両方回って、ま、例えば海外旅行行く時に飛行機の中で時間を変えたりするのも、これは簡単にできるんですよね。
僕はやっぱりあの3カ国の時間が確認できるっていうところも好きだし、ま、デザインが好きで僕この中ではこれが一番かな。
【YUTA】ほお。
【テイ】ただ、じゃあ何で、サブマリーナーか?
【YUTA】うん、そこですよ。
【テイ】欲しい人の数が全然違うんですよ。
【YUTA】ああ。
【テイ】まあGMTもね、あの最近昔よりもものすごく人気になって来て、欲しがる人もかなり増えてますけど。でも、やっぱりね、ロレックスはこのデイトジャストかサブマリーナーなんですよ。
デイトナじゃないんですよ。で、ここのエクスプローラーでもないんですよ。
やっぱりね、ロレックスといえばデイトジャストかサブマリーナーで、じゃあ、どっちにするのって言ったら、一番どんな時にでもつけられるのは、ま、サブマリーナーなんですよね。
海行くのにね、デイトジャストつけてもいいんだけど。やっぱ海行くときね、ビーチでサブマリーナーつけたいじゃないですか。
【YUTA】はい。
【テイ】で、あの40年間持って、ま、必ず値上がりします、サブマリーナーは。140万くらいで買っても。
【YUTA】言い切りますね(笑)
【テイ】これもうね、あえてそうやってやってんですよ。結局ロレックスがもう狙ってやってます。
あの、僕も時計を買うようになってから分かったんですけど。結局ね、限定商品なんですよ、これ。
【YUTA】なるほど。
【テイ】もう、このモデルがやっぱり10年とか経つと新しいモデルが出るじゃないですか。で、ちょっとずつ変わってくんですよ。
結局ね、限定モデルなんです、これ。だから、同じモデルは10年後はね、絶対売ってないんですよ。で、欲しい人が必ずいるんです、これは。
ノーチラス VS サブマリーナー
【テイ】もちろんロレックスよりも、格とか値段とか上のブランドいっぱいありますけれども。まあね、なんだかんだでロレックスが最強なんですよ。
例えばね、400万円の時計ね。400万円とか800万円の時計もありますけれども、売り買いがしづらい。
【YUTA】確かに・・・ま、ちょっとその価格ってなるともうさらにワンランク上の感じですもんね。
【テイ】もう欲しがる人の数も全然違うし。もうその値段行っちゃうと、やっぱり時計屋さんを介さないと
売り買いできないですよね。
じゃあパテックフィリップのノーチラスって時計があって、あれ定価400万ぐらいなのかな。今ね、下手すると1500万とかなんですよ。
【YUTA】ぎえええええええ!(絶叫)、もうわけわかんないですね(苦笑)
【テイ】仮に僕が400万でノーチラス買えたとするじゃないですか。じゃあ、1500万で売れるかって売れないんですよ。
じゃあ僕がメルカリにそのパテックフィリップ、400万円で買ったやつを1500万円じゃなくて、じゃあ200万円値引きして1300万円ですよって出したとして。
売る僕も心配だし、相手が、大丈夫かなって。
【YUTA】確かに
【テイ】買う方も、まあクレジットカードで買うんだろうから、1300万円ですよね。1300万円クレジットカード切れるってそういないですよね。
だからもうね、普通に取引できないですよ。
僕がその400万円で買ったノーチラスを売ろうと思ったら、時計屋に買い取りで持ってくしかないんですよ。
で、多分で時計屋だと1200万円とか・・・なるんだと思うんですよね。ま、ノーチラスだと今は、ものすごい人気だから結構いい値段で買い取ってくれて、もしかすると、1400万とかもあるのかもしれないんだけれども。
ただ、20年後そうかどうかっていうのは、ちょっとね未知数ですね、僕に言わせると。
【YUTA】となるとやっぱり、あの20年後が40年後だろうが値崩れしないって言い切れるロレックスはすごいですね。
【テイ】20年前ね、そのノーチラスね、多分100万円とかだったんですよ、中古で。誰も見向きもしなかったんですよ。
【YUTA】それはなんでそうやって人気になって行ったんですか?
【テイ】結局あの、投機目的ですね、基本的には。ええと、ラグスポって言うんですけど、ラグジュアリースポーツモデルの時計が全般的に人気が出てきてるって言う背景はあるんですけど。
やっぱり、あの美術品とかと一緒で点数が少ないやつは、値段を釣り上げられるなっていうことをね、世界中でやってるんですよね。
だからあの、今時計の値段が上がってるのは、これは完全に中国の人たちが参入してきてるからなんですけれども。その人たちが買おうとする前はやっぱり、ある一定の層しかこういう高い時計なんか買わなかったんですよ。
僕みたいなレベルの人はやっぱりロレックスはほんとはね、買う層じゃないんですよね。もっと資産家の人とかが無理せず買う、そういう時計なんで。それもしかもね、こんな何個も買わずに。
まあ例えば、デイトジャスト1個と奥さんもペアでとかね、それぐらいだったと思うんですよ昔は。だから、ちょっと今かなり異常なんですけれども。
とにかくあのパテックフィリップのノーチラスがすごいって言っても、一生のうちの一本としてそれは僕は絶対勧めないですね。
【YUTA】まあでもなんかそれは説得力がありますね。今までの話を聞くと。
【テイ】まあだからパテックフィリップのノーチラス、まぁ他にもパテックのスポーツで人気なやつがありますけれども。後はオーデマピゲのロイヤルオーク・・・ぐらいかな。ものすごく人気でプレミアついて大変ていうのが。
まあほかにもね、人気のやつあるんですけれども。出回ってる本数が少ないし、30年後どうかっていうとちょっと微妙かなと。
でも本当に、地球上からこういう時計がなくなったとしてもロレックスは最後まで残るんですよ。最後の一本がこの時計なんですよ。
昔スイスでクオーツショックって言ってね時計産業が無くなりそうになったってことが、まあいつぐらいなんだろう、30年前とかなのかな、40年前はわかんないですけど。ま日本のカシオがね、クオーツの時計を作ったんですよ1000円でね。
こういう機械式時計よりも、時間が正確だということで売れなくなっちゃって。まあいっぱいその時時計メーカー潰れたと思うんですけれども。
50年後にそういうことが起こったとしても。機械式の腕時計っていうその骨董品の価値として50年後に価値を最後まで持ってるのはやっぱりロレックスなんですよね。
ロールスロイス ファントム VS ロレックス サブマリーナー
【YUTA】何か途中質問したかったのが、まあ今何か答えが半分出たような感じになってきたんであれだったんですけど。
結局アップルウォッチとか、ああいうのが、例えば自動車でも電気自動車への移行が、多分2030何年とかから急速に進んでいくと思うんですけど。
そうなったらその、やっぱりこう価値が・・・どうなんだろう。ただ古いものになっていくってことはなく、ちゃんとしっかり本当に価値が残ってるのかなっていうのは思ってたんですよね。
【テイ】えーとですね、じゃあロールスロイスにしましょうか。今売ってるロールスロイスのファントムを買って、100年後に価値があるかどうか。
まあ置物としては価値があるかもしれないけれども、それをねじゃあ、6000万円でファントムを今買って、100年後の貨幣価値で6千万円分出して買う人がいるかどうか。どうだろう。
博物館みたいな感じで置いとく、陳列用にだったらアリかもしれないけれども。乗るのはたぶん無理なんですよ、部品がないし。
それを100年間メンテナンスするコストは多分膨大で、走れるような状況にできないはずなんですよ。それこそ100年前の車の方が構造が原始的だから、100年後の今でも多分乗れるんですよ。ああ、ここはこういう構造だなっていうのが分かるから。
でも、今のもうコンピューターになっちゃってるロールスロイスは、じゃあどれかコンピューターが飛んじゃったって言ったら、もう同じコンピューターが多分作れないですよね、100年後。走れないんですよ、だから1/1のプラモデルなんですよ。
そこに行くとやっぱりこういう機械式の時計っていうのは、別にこの中にコンピューターが入ってるわけじゃないので、100年後の時計師が中を見たら直せるんですよ。
【YUTA】ほおお〜、そうか。
【テイ】100年後も、これを時計として使うことはできるんですよ。
もしかしたら今のロールスロイスを100年後に、100年前のロールスロイスだよこれって言って、車として使えるんだったら値段がつくのかもしれないですね。
【YUTA】そのロレックスとか、そういう時計って100年後とかも普通に使えるもんなんですか?その設計として。
【テイ】使えます、使えます。多分ね、色んな部品は変えなきゃいけないんですよ。ゼンマイとか切れるし。
で、なんて言うのかな、回転する部品とか歯車とかはすり減っちゃって、多分、ちょっと遅れちゃいますとかなっちゃうんそういう歯車は変えなきゃいけないんですよ。でも歯車は、あ、この大きさの歯車で数がこんだけでっていうのは部品は作れるんです。
まあ今、車ってコンピュータがもう本当に何十個と入ってると思うんだけど、そのコンピューター100年後同じもの作れって言ったら作れないですよね。
もしその一個のコンピューター1億円で作るかって言ったら、作れないと思うんですよ、ばからしくて。
【YUTA】そうですね、そうですね
【テイ】歯車は、1億円かけなくても作れるんですよ。だから100年後でもロレックスは直せるし。
パテックフィリップがすごく有名なのは、うちの時計だったら何年前に買ったやつでも絶対直しますって言って、パテックフィリップの人が無い部品は作っちゃうんですよ。
それを、永久修理をうたってるのは多分に2、3社ぐらいしかなかったんじゃないかな。パテックフィリップとあとちょっとどこだったか忘れましたけど。
注)パテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタン、IWC、ジャガールクルト
ロレックスはね、30年ぐらいたったらうちはもう直しませんよって言ってるんですよ。
【YUTA】へええ(笑)
【テイ】割り切りで(笑)
でも別にその耐用年数が、その30年じゃないよってことですよね。
【テイ】はい。それに、ロレックスは直してくれないけれども、30年後の誰かが直してくれるんですよ、絶対。
で、このサブマリーナーは、今から30年後には300万ぐらいにはなるんじゃないですか。
【YUTA】うおおおお(驚)。
でももう、なんか逆にそのまあ、よっぽどその時お金に困ってて、もう売らなきゃしょうがないってことになれば売るかもしれないですけど、結局もう愛着湧きすぎて手放したくなくなりそうですけどね。価値が上がれば上がるほど。
【テイ】例えばここにある時計、今だいたい1個100万円以上するんですよ、全部。
買おうと思ったら、120万、95万、120万、130万、150万、150万みたいな感じなんですけど。
全部3倍になったとしたら、もしかしたらどっかのタイミングでどれかは売ってるかもしれないんですけどね。でも全部売るって事はないし。で、その値段の上がり方も時計によって違うと思うから、どれを売るかは分かりませんが。
でもやっぱりみんなが1番欲しがるのはサブマリーナーなんですよ、30年後も。
エクスプローラーⅠもおすすめ
【テイ】常松くんだったら、どういう感じで合わせるのがいいんですか?
【YUTA】合わせるですか、服ですか?
【テイ】ええと、ロレックスの代表的なモデルで今ここにないのは、デイトナとエクスプローラーIIかな。まあヨットマスターとかもあるんだけど、ヨットマスターは形はまあサブマリーナーみたいな感じだから。
【YUTA】これってその、もちろん防水じゃないですか。とはいえこんな高級時計を本当に海水とかにじゃぶじゃぶつける勇気がないんですよ。
【テイ】海水はだめですね。
【YUTA】海水はだめなんですね。
【テイ】海水はやめといた方がいいです。ダイバーが、サブマリーナー着けて海で潜るんですけど、あれはパフォーマンスなんで真似しちゃダメです。一番だめです海水は。
【YUTA】何だそれででなんか・・・全然そんなの余裕っていう感じかと思ってました。それって故障に繋がるんですか?傷むとか?
【テイ】傷みますね。
結局、海水がブレスレットの隙間に入るんですよ。でそれを、じゃあものすごくちゃんと真水で洗って丁寧に拭いて
ちゃんと乾燥させてって、やるのかどうかって言ったら。サブマリーナー着けて海は入るような人はやらないと思う。タオルで拭いて終わりだと思う。そうすると、必ずサビます。
【YUTA】あ、そうなんですね。
【テイ】そりゃ、サビますよ。
【YUTA】じゃあ、別に水はあんまり気にせず、じゃぶじゃぶつけますか?
【テイ】水つけないですね。
【YUTA】それもやっぱりダメなんだ。
【テイ】まあ、これ着けてプールは入ったけど。
【YUTA】おおお、怖い、怖い。怖いなあ、何か。
【テイ】けど、やっぱり水にはつけない方がいいですよ、何かあったら嫌じゃないですか。それは、ほかの時計でやりましょう。
【YUTA】そうなんですよ、そうなんですよ。だから、やっぱりデイリーでつける感じじゃないのかなとかってことを考えると、まあ僕スーツとかも大好きなので。まあスーツに合うっていうのは、今ここにある時計はどれも合うんでしょうけど、なんかスーツに合うは結構大事ですね。
【テイ】そしたら、僕は常松君はやっぱりね、エクスプローラーⅠをおすすめしますね。
これもう36mmになっちゃったんですけど、常松くんの体格だったら36mmは全然いけると思います。僕は背が大きいんで36mmだとちょっと小さいんですけど。
常松くんは36mmつけたらオシャレだと思いますよ、逆に。
【YUTA】エクスプローラーⅠの隣の大きいやつは?
【テイ】ええとね、このデイトジャストは41mm。隣のエクスプローラーⅠの前期型が39mm、その隣のエクスプローラーⅠの後期型が39mm。
ミルガウスが40mm、GMTも40mm、サブマリーナーが40mm。左3つは40mmですね。
【YUTA】じゃあまあ、基本的にテイさんが着けるのは、40mm前後ぐらいがしっくりくる感じですね。
【テイ】このミルガウスが40mmなんだけど、霜降り明星の粗品さんだっけ?130万で買ったって着けてますけど。
もうこれね、厚みが全然違うんですよ。
【YUTA】うわ、本当だ(驚)
【テイ】で、重たいし、分厚いし。もう着けた時には、感じ全然違いますね。
【YUTA】ああ、全然違うんですね。
【テイ】全然違いますよ。
【YUTA】本当だ。
【テイ】で、重たい。さっきのこのGMTマスターってやつですけど、このGMTマスターが一番好きって言ったけど、
ミルガウスもね、ちょっと一番にしてもいいぐらい気に入ってるんですよ。
【YUTA】なんか、変わったデザインですね。
【テイ】でも全く着けてない、重たくて(笑)
【YUTA】まあ、重さでってことですよね、デザインは気に入ってるけど。
エクスプローラーⅠも万能選手
【テイ】で、エクスプローラーは薄いし、やっぱり万能ですよ。デニムにも合うし。
これロックがちゃんとセーフティキャッチって言って、この2重にとめる感じで。ミルガウスは、これは一応(クラスプの形状は)ドレスウォッチの範疇なんですよね。
注)正確にはプロフェッショナルモデルでスポーツモデルのくくり
ミルガウスはシングルロック、このデイトジャストもシングルロック、これだけ。
ここのエクスプローラー、GMT、サブマリーナーは本当にスポーツウォッチそのものって感じなんで、ちゃんとダブルロックと言うかセーフティーキャッチがここについてるんですよね。
【YUTA】へえ〜
【テイ】本当にエクスプローラーはもう、アウトドアの時計って言うか、もともと探検用に作られた時計なんで。
【YUTA】へえなんか、それは面白いですね、そういう話は。
【テイ】ドレス(ビジネス)ウォッチにもなるし、やっぱりヒストリーがあるんですよ、エクスプローラーは。
その、1953年エベレストにエドモンド・ヒラリー卿が登ったとかいうそういう時計なんですよ。
まあただ、実はその時つけてたのはこれじゃなかったんじゃないかっていう話もあって(笑)。まあでも一応、世の中的にはエベレストに登った時につけてたのがこの時計だってことになってて。
デイトジャストは別にね、これつけて海に潜ったとか山に登ったとか、そういう時計じゃないので。その代わりね、大統領がつけたとか、有名人がいっぱいつけた実績はありますけどね。
でも、本当にエクスプローラーだったら、スーツにつけてもおかしくないし、ジャケパンでも合うし。短パンTシャツでビーチにつけてっても全くおかしくないんですよ、これは。元々探検用の時計なんだから。
本当に僕はこの中ではエクスプローラーⅠが一番オールマイティだなと思いますけれども。
でも、じゃあ、これとサブマリーナーどっちをみんな欲しいか、どっちか選べって言われたら、みんな絶対サブマリーナーを選ぶので、一般の人にはサブマリーナーをすすめます。
でも今の話をちょっと聞くと、常松君におすすめするのはエクスプローラーかもしれないですね。
このエクスプローラーも色んな種類があって、これ文字盤が3・6・9に白い夜光が入ってるのと入ってない文字盤があるので。
【YUTA】微妙な違いがあるんですね。
【テイ】前期はちょっとね、針が短いんですよ。後期の方が針が長くて太くて、とかあるんですけど。世の中的には、後期の方が高い値段で取引されてますけど。
これ(ミルガウス)はちょっと水もんって言うか・・・
【YUTA】なんか珍しいデザインですもんね・・・
【テイ】このオレンジ色の稲妻針って、磁気に強いっていう触れ込みなんですけどね。パソコンの近くに置いても大丈夫っていう、ミルガウスっていうんですけど。
注)116400GV Zブルー
ミル(Mil)がフランス語で1000らしいんですけどね。1000ガウスまで大丈夫って言う。でこのムーブメントの下に1枚
鉄板が入ってるんですよ。それでこれだけ分厚いんですけど。
【YUTA】へ〜、なんかその一個一個のその話がまた聞きたいですね。
なんかその今回はロレックスの大きいテーマを聞きましたが・・・
【テイ】今回、本当はサブマリーナーの回だったんだけど(笑)。ちょっとあんまりまだ説明ができてないんで
また次回にサブマリーナーやりますけど。
ロレックスは現代的マーケティングのパイオニア
【テイ】結局ね、ロレックスはマーケティングがうまいんですよ。
何だっけなあの、エナジードリンクでレッドブルってあるじゃないですか。でレッドブルが、エクストリーム系のスポーツとかに提供してますとかそういう選手に飲ませたりして、なんかレッドブル飲んでるのがかっこいいなってていうのをやってますけど。それね、80年前(適当)にやったのがロレックスなんですね。
【YUTA】へえ〜
【テイ】だから、サブマリーナーをつけて、海を渡って、反対側に泳いで行ったとか。サブマリーナーつけて海初めて潜ったとか。エベレスト登ったとか。
でそれを新聞広告に載せて、俺んとこの時計つけて海潜っても大丈夫だぞっていう風なプロモーションをやったんですよね、彼らが最初に。マーケティングを分かってたと言うかね。
多分ね、ほかのブランドもそういうことってやったと思うんだけど、ロレックスが見せ方がきっとうまかったと思うんですよ。
だから一応ね、どの時計にも一つずつストーリーがあって、カタログにはねそれが書いてあるんですけど。嘘か本当か知らないけど(笑)。
【YUTA】いやあ、それも面白いですよね。
【テイ】結局そうなんですよ。やっぱものだけっていうことってあんまりなくって。この時計はね、実はねっていう風に話せることがたぶんね、ブランド品には絶対必要なんですよね。
単純にじゃあスーツがいいスーツですとか、シャツが高級なシャツですとか、靴か高級ですとか、車が高級ですとか。それだけではね、ブランドにはならないんですよ。
もちろん商品に魅力がなければいけないんだけども、そのね背景にストーリーがないと一流ブランドには多分なれなくて。まあ、そのストーリーを作るのがヨーロッパのブランドの会社はやっぱりうまいですよね。
誰々さんが400年前に始めましたとかね。で王様がとか、そういうのを使うのがうまいんですよ。その辺はね僕らもね、ぜひビジネスで参考にできればいいと思いますけれども。
【YUTA】分かりました。じゃあもうそろそろもういいお時間になったと思うので、一番大きいテーマは、お勧めするなら一本これだっていう話で。
【テイ】まあ、一般の方には、サブマリーナーお勧めして、常松君はサブマリーナーかエクスプローラー。
みんなエクワン、エクワン(エクスプローラーⅠ)って言ってるんですけど。実はエクスプローラーIIはあるけれども
これはエクスプローラーで、ワンは正式名称ではつかないんです。
だからエクスプローラーかサブマリーナーで、まあ見つかったらね、サブマリーナーを買うべきですね。それで絶対後悔しないです、はい。
【YUTA】じゃあ買えるように、がんばります(笑)。いやあ、楽しい時間をありがとうございました。
また、多分ロレックス話は尽きないと思うんで、第二弾、第三弾、第四弾とつながって行くのを楽しみしてます。
【テイ】はい、お願いします。
【YUTA】はい、ありがとうございました。